救命ボートの操縦訓練を行う大町町の消防団員=大町町の砥石川ため池

 昨夏の佐賀豪雨を受けて大町町が購入した救命ボートを使った訓練が5日、同町神山の砥石川ため池で行われた。町の消防団員約150人が新品のボート8艇の操縦を実践、浸水に伴う孤立者救助に備えた。

 昨夏は町所有のボートはアルミ製の1艇だった。大きく重く、操縦に免許が必要だったため、救助開始まで時間がかかった。迅速な救助につなげるため、免許が不要なゴムボート8艇を購入し、町内全ての消防団格納庫に配備することにした。購入費は501万円。

 ボートは全長3・33メートル、幅1・6メートルの6人乗り。この日、各消防分団に引き渡した。訓練では高圧ポンプで4カ所から膨らますことや、破れた場合の修理法、船外機の稼働法を学んだ。各分団の隊員はため池に出て、前進や後進、手こぎなどを実践した。

 隊員からは「まず慣れることが大切。今後も訓練したい」「操縦に加えて人を助ける訓練も必要」の声が上がった。水川一哉町長は「昨夏はいち早い救助ができず悔しい思いをした。昨日は熊本で深刻な豪雨被害が出ており、備えは怠れない。町民の命を最優先に迅速な対応をしたい」と話した。

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