昨年8月の豪雨で浸水した多久市東多久町別府。三十数世帯が一時孤立した

多久市ウェブサイトのQRコード

 多久市を流れる牛津川が氾濫した場合、流域の東多久町別府や納所、南多久町下多久で最大10メートルの浸水を予測。いずれの地域も昨年8月の豪雨で浸水した場所と重なる。支川の庄川や永瀬川があふれることも多く、大雨が続いた今年6月末には南多久町の庄地区に2度、避難勧告を出した。

 北多久町の今出川と中通川も警戒が必要。昨夏の豪雨では、流域の荕原地区などで床上、床下浸水する家屋が相次いだ。両河川流域は6時間で625ミリ程度の雨量想定で、0・5~3メートルの浸水を予測している。

 西多久町は、浸水の想定区域が比較的少ないが、土砂災害の警戒区域が広範囲に及ぶ。山間部に限らず、武雄市とつながる県道の多久若木線も、土石流や地すべりが起きる恐れがある。

 昨夏の豪雨では約200棟の家屋が被災、市道や林道、河川、農地の被害は千カ所を超えた。どこにどんな危険性があるのかを防災マップで確認し、事前に避難ルートを考えておくことも大切だ。(市防災安全課消防防災係長・岸川真紀さん)

このエントリーをはてなブックマークに追加