吉松育美さん((C)合同会社IY GLOBAL)

 2012年の「ミス・インターナショナル世界大会」で日本人初のグランプリに輝いた女優・スタントウーマンの吉松育美さん(33)=鳥栖市出身=が、活動拠点を米ハリウッドから九州へ移す。自身で制作会社を立ち上げ、海外映画やドラマ、CM制作などに携わった経験を生かし「世界に誇れる佐賀や九州の魅力を伝えたい」と故郷へのロケ誘致などを目指す。

 吉松さんはミス・インターナショナル世界一に輝いた後、14年から米国を拠点に活動。陸上競技の経験を生かし、女優・スタントウーマンとして活躍してきた。出演していたドラマ「ウエストワールド」のスタントチームが、エミー賞にノミネートされたこともある。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、予定していた海外ドラマの撮影が延期となった。

 日本に戻っていた吉松さんは動画投稿サイト「ユーチューブ」からクイズ&トークショー「クイズナ」を配信するなど新たな企画に挑戦。リモートワークの浸透で働き方に対する社会の考えが変わりつつあり「どこにいても仕事はできる。日本や地元にもっと貢献したい」と九州を拠点に活動することを決心。女優・スタントウーマンの傍ら、東京と米国で制作会社を経営しており、今後、東京の会社の本店機能を九州に移す予定という。

 「佐賀や九州には、まだ知られていない素晴らしい歴史、自然、文化がある。海外映画やドラマ、CMなどのロケ誘致に取り組みたい」と吉松さん。九州で活動する俳優やモデルが活躍する機会もつくりたいといい、ふるさとへの愛着と豊富な国際経験を生かし、活躍の場を広げていく。

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