医療用ガウンを贈ったジョイソン・セイフティ・システムズ・九州の宮本昇社長(左)と県産業労働部の原恒久副部長=佐賀市の県医療センター好生館

 自動車のエアバッグの製造などを手掛けるジョイソン・セイフティ・システムズ・九州は3日、エアバッグの生地を活用して生産した医療用ガウン2千着を佐賀県に贈った。県は県内の医療機関や県災害派遣医療チーム(DMAT)で活用する方針で、新型コロナウイルスの第2波や新たな感染症に備える。

 ガウンは表面にシリコンをコーティングし、気密性や撥水はっすい性が高く、10回程度は洗って再利用できるという。新型コロナを受けて同社と協力会社のジョイソン・セイフティ・システムズ・ジャパンが5月から生産し、政府に計6万着を提供。ジョイソン九州の製造所が多久市と有田町にある縁で佐賀県にも贈ることにした。

 佐賀市の県医療センター好生館であった贈呈式では、宮本昇社長が県産業労働部の原恒久副部長にガウンを手渡した。同社は生地を使って試作したパーティションも披露し、災害時の避難所での活用も提案した。宮本社長は「今は佐賀の感染は比較的落ち着いているが、第2、3波の恐れもある。今後の備えの中で少しでも役に立てれば」と話した。

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