ありのままの自分で生きる​​​

 新学期がスタートして約(やく)3カ月。環境(かんきょう)が変(か)わり、不安(ふあん)に感じている人も多いのではないでしょうか。今週は肩(かた)の力を抜(ぬ)き、自然体(しぜんたい)で生きる術(すべ)を語った中国の古代思想家「老子(ろうし)」の言葉を集めた本を紹介(しょうかい)します。
 老子が生きていたと思われる春秋戦国(しゅんじゅうせんごく)時代は、鉄の生産(せいさん)が広まり社会が急激(きゅうげき)に発展(はってん)した時代。果(は)てしない生存競争(せいぞんきょうそう)に、疲(つか)れを感じる人も多かったようです。そんな人たちに、老子は流れる“水”のように自然(しぜん)のはたらきに逆(さか)らわず、ありのままの自分で柔(やわ)らかく生きることをすすめます。
 2000年以上(いじょう)前から、今の私(わたし)たちと同じように、とまどいながら生きている人たちがいたと考えると何だか面白(おもしろ)いですね。あなたが迷(まよ)ったり悩(なや)んだりしたとき、ぜひ古典(こてん)を手に取ってみてください。本の中に、数千年の時をこえて、誰(だれ)にも話せないことを語り合える理解(りかい)者が見つかるかもしれませんよ。(司書ネットワーク課 大木優子)

 【ほかにもこんな本をおすすめ!】
▽未来の扉をひらく偉人のことば 和田 孫博/監修(新星出版社)
▽マンガでわかる!10代に伝えたい名言集 定政 敬子/文 北谷 彩夏/絵(大和書房)
▽こども孫子の兵法 齋藤 孝/監修(日本図書センター)


 【図書館へ行こう】
 紹介している県立図書館の本は、皆さんが住んでいる市や町の図書館からも借りることができます。本の世界に触れてみてください。問い合わせは県立図書館、電話0952(24)2900。

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