持参したマイバッグに購入した商品を詰める買い物客=1日午前、佐賀市のスーパーモリナガ本庄店

 小売業の全ての事業者が対象となるプラスチック製買い物袋(レジ袋)の有料化が1日、全国一斉に始まった。佐賀県内のスーパーなどは環境に配慮した素材に変えたレジ袋を1~5円程度で販売したが、大きなトラブルはなかった。事前の告知効果もあってか、買い物客の7割程度がマイバッグを持参した。

 佐賀市のスーパーモリナガ本庄店では、この日が“マイバッグデビュー”という人も。買い物かごをすっぽり覆うタイプを同店で購入し、即座に使い始めた子ども連れの40代女性は「店員さんが商品を入れてくれたら、そのまま持って帰れるので便利」と語った。

 一方、近くの70代男性は「有料になるのは分かっていたが、バッグを持参するのは面倒くさい」と大サイズの3円のレジ袋を購入。マイバッグを持参していた80代男性は「生ごみを捨てる時に必要だから」と、あえてレジ袋を買った。

 約3カ月かけて有料化の告知をしてきた同店の江口敏博店長(38)は「トラブルもなく、午前中は7~8割のバッグ持参率だった」と話した。

 佐賀市の佐賀玉屋も同じような状況で、レジ担当のスタッフは「6月までは、お客さまがこんなにエコバッグを持って来られる日はなかった。思いのほか多くてびっくりした」。神埼郡吉野ヶ里町から訪れた40代女性は「5、6年前からエコバッグを使っている。レジ袋は捨てられているのを見て無駄と感じていたから有料化は理解できる」と話した。

 有料化の対象は、持ち手のついたプラスチック製の買い物袋で、紙や布袋、繰り返し使用できる厚手の袋などは対象にならない。国内で出るプラスチックごみのうちレジ袋の割合は数%にすぎず、プラごみ全体を減らすには追加の対策が必要との指摘もある。

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