2020年6月30日佐賀新聞掲載広告

 

「一つ一つの取引先に寄り添いたい」と語る佐賀県信用金庫協会の杉町謙吾会長=佐賀市の佐賀信用金庫

 今回の新型コロナウイルスの影響は全業種に及んでいます。金融の役割は潤滑油や血液と同じで、必要不可欠なもの。銀行さんがなかなか手が回らない方々に対しては、地域に最も身近な金融機関である私たち信用金庫が担っていきます。

 協会は佐賀、九州ひぜん、唐津、伊万里の四つの信用金庫で構成しています。取引先には小規模なところも多く、いまは資金繰りに懸命に対応しているところです。国や県、市町などのさまざまな支援策がありますが、小規模な事業所には総務専門の社員がいないところも多く、情報提供や申請の代行などにも力を入れています。

 コロナの出口が見えない中で、融資後の支援こそが大切だと思っています。以前の状態に100パーセント戻るとは考えづらく、仮に8割戻るとして、残る2割をどうしていくか。2~3年は難しいかじ取りが続くとみていますが、一つ一つの取引先に寄り添いながらともに考えていきます。

 「(事業を)やめてしまおうか」という声も聞きます。コロナ以前から、第三者への事業承継の支援に取り組んできましたが、さらに重要性が増していると感じています。上部団体である信金中央金庫のノウハウも最大限生かしながら、倒産や廃業をできる限り減らし、地域の優良企業を未来につないでいく。それこそが、“地域限定の金融機関”である私たちの使命だと強く感じています。

 

次回は7月7日付でホンダカーズ中央佐賀の大橋友文社長です。

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