川副町の田んぼですくすく育つカブトエビ=佐賀市川副町の水田

 佐賀市川副町の北村広紀さん(62)の水田に、オタマジャクシのような小さな生き物がうようよ泳いでいる。正体は「カブトエビ」で、2億年前の地層からも化石が発見され、「生きた化石」とも呼ばれている。

 24日に訪れると、1週間前に水を張った田んぼに大量発生していた。体長は1センチほど。カブトエビは水田に水が張られると数日でふ化し、脱皮を繰り返して3センチほどに成長する。1カ月後には産卵し、その後、短い一生を終えるという。

 かつてはどこでも見られ、初夏の風物詩だったが、「周りの田んぼでもなかなか見られなくなった」と北村さん。30年続けている無肥料無農薬の「おかげ」と笑顔を見せる。豊作を招くといわれるホウネンエビも一緒に泳いでいた。

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