サッカー男子決勝・佐賀商-龍谷 PK戦でPKを外し顔を両手で覆う龍谷の松尾亮汰=佐賀市健康運動センター

サッカー男子決勝・佐賀商-龍谷 山口知事から準優勝の賞状を受け取る龍谷イレブン=佐賀市健康運動センター

サッカー決勝・佐賀商-龍谷 前半、ヘディングでゴールを狙う龍谷FW松尾亮汰(中央)。右はMF石橋啓士=佐賀市健康運動センター

 龍谷の「10番」を背負う松尾亮汰は、PKを失敗し、顔を両手で覆ってピッチに倒れ込んだ。「1番最初にPKを外してしまって、今までの人生の中で一番悔しい」。涙を拭うエースの肩を、GKの又吉春太ら仲間が支えた。

 大雨で水浸しになったグラウンド。ボールが転がらず、ドリブルや短いパス回しなど、得意の攻撃スタイルは封じられた。それでも前線から積極的にプレスをかけ、ショートカウンターで好機を狙った。守備ではGK又吉が1対1の場面で好セーブを連発し、両者一歩も引かない試合を展開した。

 後半15分、途中で入ったFW又吉耕太のクロスが、そのままゴールネットを揺らし先制。初めての夏の頂点へ向けて勢いづいたが、ロスタイムにセットプレーから失点し、流れを失った。MF石橋啓士主将は「最後に押し込まれ、PK戦でもペースを持って行かれた」と唇をかんだ。

 PK戦の末に敗れたものの、昨夏の県総体で初戦敗退した悔しさをバネに、SSP杯準優勝まで上り詰めた。松尾は「成長の証を示すことはできた。冬に向けて、もっと努力するしかない」。全国高校選手権に気持ちを切り替えた。

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