出荷時期を迎え、ハウス内でたわわに実った巨峰=杵島郡江北町惣領分

パック詰めされ選果場に運ばれた巨峰=杵島郡大町町

 ハウスで育てているブドウ「巨峰」が出荷期を迎えている。今年は春先に天候に恵まれ、出来は上々といい、杵島郡江北町惣領分の石井寅太さん(83)のハウスでは、黒々とした甘いブドウがたわわに実っている。

 ハウスは平野部の水田の中にあり、広さは26アール。カラスなどに食べられないよう網をかぶせてある。収穫を早めるため、冬場に加温しており、石井さんは緑の葉がまぶしいハウスの中で、ブドウをひと房ひと房、丁寧に切り取っていく。

 5月末から出荷が始まり、集荷日には、ブドウ8パック入りの段ボール、60箱ほどを出荷する。今年はコロナの影響も懸念されるが、ブドウは業務用でなく家庭向きのため、今のところ単価は、ほぼ例年並みという。

 ブドウを栽培して40年以上という石井さんは、3年前から巨峰を「種なし」品種に切り替えた。「消費者の嗜好(しこう)に合わせた。手間がかなり増えたので、その分、単価が上がればいいけど」と話す。

 JAさがによると、杵島地区では3戸が巨峰を栽培しており、佐賀や長崎に7トンを出荷する予定。出荷は盆前の8月10日ごろまで続く。

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