新型コロナウイルス対策に伴う北九州市への移動自粛要請の緩和や、地域の祭りの開催指針を説明した山口祥義知事(右)=県庁

 佐賀県は26日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、移動自粛の対象地から北九州市と北海道を外す方針を示した。この1週間の感染者が減少傾向にあるため。一方で首都圏は依然として新たな感染者が確認されていることから、引き続き自粛を求める。

 北九州市のこの1週間の新規感染者は4人、北海道は23人となっている。山口祥義知事は「落ち着いてきており、封じ込めにめどがついている」との認識を示し、やむを得ない場合を除いた移動の自粛を緩和すると説明した。首都圏については、東京都で新たに54人の感染が確認されていることから、引き続き自粛するよう呼び掛けた。

 また県は、市町単位の行事や祭りについて、開催する上での新型コロナ対策指針案をまとめた。見物客ではない参加者の名簿を作成することや、お酒の回し飲みを避けるよう求めている。人混みができる場所では、立つ位置に目印を置くなどして密集を解消するよう要望している。

 指針案は、26日から県のホームページで1週間公表する。寄せられた指摘や助言を反映させ、7月上旬には完成版を発表する。

 会議後、指針案について山口知事は「地域の夏祭りなどを想定している」と述べた。毎年秋に開催される唐津市の唐津くんちについては「県外からのお客さんをどうするかなど検討課題が多い。まだ時間があるので開催に向けてサポートしたい」と話した。

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