山口祥義知事(左)に佐賀県有明海漁協の組合長を退任したことを報告した徳永重昭氏=県庁

 佐賀県有明海漁協組合長を退いた徳永重昭氏は26日、山口祥義知事や秀島敏行佐賀市長に退任を報告した。山口知事は新しい組合長が決まれば来週にも面会する意向を記者団に示した。

 県庁で山口知事と面会した徳永氏は「県の水産振興センターの情報提供はありがたい。漁期を組み立てられる」と謝意を伝えた。知事は「合併した漁協をまとめるのは容易じゃない。(自身の任期と)ほとんど重なっている徳永さんの退任は寂しい」とねぎらった。

 知事が佐賀空港のオスプレイ配備計画に触れると、徳永氏が自ら「知事もひと言しゃべれば圧力だとか…」と言及し、苦笑いを誘った。自衛隊との空港共用を禁じた公害防止協定の見直しを巡る論議の進め方で、一定の整理を求めた知事の発言が「圧力ではないか」と、県議会一般質問などで問題視されていた。

 知事は面談後、「この(協定の)問題を新体制でも検討いただけるよう、来週中のどこかで(漁協に)お伺いしたい」と述べた。

 徳永氏は市役所も訪れ、秀島市長と非公開で面会した。市長はオスプレイの問題は全く話題に上らなかったと記者団に説明しつつ「(協定の)立会人として見届けることを、新組合長があいさつに来られた時にお伝えしたい」と強調した。

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