新組合長が決まらず、閉会した佐賀県有明海漁協の総代会。その後の理事会でも結論が出なかった=26日、佐賀市の漁協本所

 佐賀県有明海漁協は26日、通常総代会を開き、任期満了に伴う役員改選で、定年で引退する徳永重昭組合長(72)の後任の選出を行ったが、議論がまとまらず、決定を29日に持ち越した。次期組合長には、南川副支所の田中浩人運営委員長(58)と東与賀支所の西久保敏運営委員長(63)の2人が意欲を示し、調整が続いているとみられる。

 佐賀市の漁協本所で開かれた総代会では、新たな理事候補者9人の選任案を承認した。その後、新執行部を選出するため理事会を開いたが、組合長に関しては決まらなかった。総代会閉会後、改めて開いた理事会でも結論が出なかった。

 副組合長には芦刈支所運営委員長の中野正利氏(69)が選ばれ、専務理事には江頭忠則氏(62)が再任された。組合長は不在になるが、副組合長が職務を代行する。江頭専務は「今日は決まらなかったということ。いろいろと協議をしているが、詳細は言えない」と記者団に話した。

 総代会は、新型コロナウイルスの感染予防のため書面決議を取り入れ、180人の総代の大半が書面で参加した。2期6年務めた徳永組合長は冒頭、「漁業生産の安定を第一に考えてきた。ノリ生産で成果を残すことができてよかった」とあいさつした。組合員からの質問などはなく、昨年は出席した知事ら来賓の参加もなかった。

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