佐賀県などを視察し、災害対応の面で「在来線は改善の余地がある」との見解を示した赤羽国交相=東京・霞が関の国交省

 佐賀県の山口祥義知事は26日、県内を視察で訪れていた赤羽一嘉国土交通相からの申し出で、24日夜に懇談する予定だったことを明らかにした。赤羽氏の体調不良でキャンセルになったが、「じっくり時間を取って(九州新幹線長崎ルートについても)ちゃんと説明しようと思っていた」とし、面談を避けていない点を強調した。県庁で記者団に述べた。

 国交省は、24日に嬉野市で開いた観光関連事業者らとの意見交換会に山口知事を招待したが、「知事は所用があって出席できない」と説明していた。

 山口知事は、出席しなかった理由が所用ではなく「(会の)組み立てからみて、素直に受け止められなかったからだ」と話した。不参加を回答した後、赤羽氏からの誘いで会食することになったが、直前になってキャンセルを伝えられた。「県内の視察や翌日の長崎県の行程もこなされているので、どうしてかなと思っている」とした。

 長崎ルートの整備方式に関し「ガラス張りで協議する」としていることとの整合性を問われ、山口知事は「協議は公開でやるべきだと思うが、大臣といろいろなことで意見交換するのはあっていい。今回も事後に発表する方向で調整していた」と強調した。

 複数の整備方式に対応する環境影響評価(アセスメント)案に関して国交省の水嶋智鉄道局長が「佐賀県から最終的な回答は頂いていない」との認識を示した点については「国と県の協議の場をつくったわけなので、そこに(アセス案を)出して議論したらどうかと思っている」と応じた。

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