記念撮影で表彰状を手にする蒲原瑞子さん(右)。左は杉内由美子県警本部長=佐賀県警本部

杉内由美子本部長から表彰状を受け取った蒲原瑞子さん(右)=佐賀県警本部

 長年にわたって少年の非行防止や健全育成に尽力したとして、基山町の蒲原瑞子さん(76)が、全国少年補導功労者栄誉金章を受章した。少年補導員や被害少年サポーターとして活動してきた蒲原さんは「35年、長かったけど、いろんなことがあった」と受章をかみしめた。

 全国少年補導功労者は、警察庁と全国少年警察ボランティア協会が1994年から表彰を始めた。県内ではこれまで金章を個人19人、4団体が受章し、個人では3年ぶり。女性では2人目となった。

 蒲原さんは1985年に佐賀県警から少年補導員の委嘱を受け、2001年には被害少年サポーターにも任命。列車マナーなどの街頭指導や非行を繰り返した少女への家庭訪問のほか、県警が行う立ち直り支援の居場所づくりにもボランティアで参加してきた。

 蒲原さんは「(金章を)私がもらってもいいのか」と謙遜した様子で表彰状を手にした。居場所づくりのボランティアでは「初めはこんな子たちがいるのかとびっくりした」としつつ、今では「私の居場所になっている」と笑顔を見せる。

 これまで接してきた子どもたちを街中で見掛けても自分からは声を掛けないと心に決めている。ただ、「子どもたちは成長して『おばちゃん』と声を掛けてくれる。それが喜び」と話す。これからも活動に携わっていくという。「みんなのおばあちゃん的な存在でいたい」。

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