早稲田佐賀高が来春創設するラグビー部の監督に就任する山下昂大さん=東京・新宿の早稲田大学

 早稲田佐賀高(唐津市)が25日、来春のラグビー部創設と、地域のジュニアクラブを指導するNPO法人の設立方針を発表した。縮小していた佐賀県ラグビー界に吹いた「新風」に、指導者や県関係者は、競技の裾野の広がりとレベルアップに期待を寄せている。

 県代表として38年連続で花園に出場し、早稲田大でもプレーした元日本代表の五郎丸歩らを輩出した佐賀工高ラグビー部(佐賀市)。小城博総監督(70)は「伝統ある早稲田のチームが、県内にできることは喜ばしい。いつでも胸を貸すので、佐賀工高と覇を争うようなチームに育ってもらいたい」と歓迎した。

 佐賀西高や龍谷高が部員の減少などで近年活動を休止し、県内の高校でラグビー部があるのは佐賀工高と鳥栖工高の2校だけになっている。小城総監督は「県内で競い合うことでレベルが上がっていく。いい選手が育てば、2023年の佐賀での国民スポーツ大会でも戦力になる」との見方を示した。

 トップアスリートの育成などを進めている県SSP推進グループの日野稔邦推進監は、昨年に日本で開催されたラグビーW杯の影響もあり、子どもたちのラグビーへの関心は高いと指摘、「ジュニアの育成を通じて、地域の活性化や競技力の底上げにつなげてほしい」と話した。

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