早稲田佐賀高が来春に創設するラグビー部の監督に就任する山下昂大さん(中央)と渡邉義浩理事長(左)、吉江修校長=東京・新宿の早稲田大学

 早稲田佐賀高校(唐津市)は25日、ラグビー部を来春に創設すると発表した。佐賀県内には佐賀工、鳥栖工にラグビー部があり、3校目になる。監督には、早稲田大元主将で、3月までトップチャレンジリーグのコカ・コーラレッドスパークスでも主将を務めた山下昂大(こうた)氏(30)を起用する。ジュニアクラブの指導にも関わるなど地域共生型の新しい高校部活像を提示し、ラグビー文化の普及に貢献する。

 東京の早稲田大学で会見した。チーム理念は山下氏の考案で「姿勢と行動で目の前の人に勇気と喜びを与える。」とした。1年目は部員15~20人での活動を想定している。高校や地域のグラウンド、近くの砂浜を練習場として使い、段階的に練習環境を拡充する。

 県のSAGAスポーツピラミッド構想(SSP)の趣旨に賛同し、本年度中に地域のジュニアクラブを指導するNPO法人の設立を目指す。個人や企業に参加を呼び掛け、山下氏も指導者として関わる。教職員の長時間労働の一因として部活動の問題が指摘されていることを受け、吉江修校長は「教職員の丸抱えにせず、新しい体制で全国の部活動のモデルケースになることを目指す」と話す。

 山下氏は北九州出身。東福岡高、早稲田大を経てコカ・コーラレッドスパークスに所属していた。4月から早稲田佐賀高職員で、唐津市在住。

 山下氏は「ラグビーを楽しんだ結果、試合でも勝つことができたという記憶がある。指導者がつくってくれたそういう環境を、自分もしっかりつくりたい」と話し、「『花園』を夢見て生徒たちは入ってくる。早稲田という看板を背負う限り一戦一戦、勝ちにこだわっていきたい」と抱負を述べた。

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