「SSP杯県高校スポーツ大会」のサッカー女子決勝をネットで観戦した。基本がしっかりできていて、県内でも女子サッカーの裾野が広がり、着実にレベルが上がっていることを実感した◆本紙の「ボクの夢私の夢」人気ランキングで、2019年度の1位はサッカー選手だった。もちろんプロのことだろう。女子サッカーにも門戸が開かれ、来年秋には「WE(ウィー)リーグ」の名称でプロリーグが始まる◆一口にプロと言っても、とらえ方はさまざま。対価として金銭を得ること以上に、仕事に対する愛着や誇り、信念、何より責任感が大切だ。時には利益がなくても依頼を引き受ける。コロナ禍の医療従事者のように、自分の危険を顧みずに現場に向かう。そんな、頭が下がるような「プロ意識」に出合うことは多い◆「できると思ったことが必ずできるとは限らないが、自分でできないと思ったら絶対にできない」と野球のイチローさん。「パスは未来に出すもの、未来を切り開くためのもの」とは英国サッカー界に貢献した名将ベンゲル氏の言葉だ◆2023年のサッカー女子W杯の日本招致は断念されたが、いずれ実現するだろう。「女子サッカーのまち」を宣言したみやき町では選手育成が進む。WEリーグやW杯日本大会で活躍する県出身選手の姿を夢見て応援していきたい。(義)

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