白石高校に寄贈した山下智樹さんの独立賞の受賞作「着地点2015I」

 独立美術協会会員の画家で白石町の山下智樹さん(62)が、自身の作品を母校の白石高に寄贈した。何度も挑み続けた独立展で最高賞に当たる独立賞に輝いた大作で、力強い大地を表現している。高校再編で白石高が新たなスタートを切った記念に、と学校へ贈ることを決めた。

 山下さんは同町出身。白石高を1977年に卒業し、多摩美術大に進んだ。受賞作「着地点2015I」は、10年以上にわたって描いてきたシリーズの集大成となる作品だ。

 ひび割れた地面で、大地の生命力を赤色で表現した。顔料を自作するなど趣向を凝らし、57歳で念願の賞をつかんだ。山下さんは「目標や思いを持ち続ける大切さ」を痛感したという。

 同校で24日、贈呈式があり、同窓会の松尾正廣会長が受け取った。岸川美和子校長は「エネルギーをもらえるような作品で、生徒たちの励みになる」と謝意を伝えた。作品は校長室に飾られる。白石高と杵島商高(大町町)は2018年4月に再編統合している。

このエントリーをはてなブックマークに追加