激しく降る雨の中、ライトをつけて走行する乗用車=25日午前8時15分ごろ、佐賀市久保田町

武雄市武内町真手野では松浦川があふれ、県道相知山内線の一部が通行止めになった=25日午前8時45分ごろ

 佐賀県内は25日、梅雨前線などの影響で大気の状態が不安定になっており、伊万里市で午前7時40分までの1時間に31ミリの雨を観測した。

 多久市は午前8時23分、南多久町の一部地域(庄地区)、19世帯51人を対象に避難勧告を出した。伊万里市、武雄市、有田町は全域、佐賀市、江北町、白石町は一部地域に避難準備の情報を出し、高齢者などに避難を始めるよう呼びかけた。

 伊万里市は、市内全域に避難準備・高齢者等避難開始を発令。コミュニティセンターや小中学校に避難所を開設し13世帯22人が避難。コロナ対策として避難所同士の距離を空け、マスクと消毒液を置いている。市内小中学校の1部(8校)が休校、他の学校も始業を2時間ほど遅らせた。

 佐賀市では、土砂警戒情報が午前11時半に解除されたことに伴い、正午に避難準備・高齢者等避難開始を解除した。これに伴い全避難所を閉鎖。ただし、避難者が残っている松梅公民館、川上校区公民館は自主避難所に移行する。今回の避難者は5世帯5人で、久保泉公民館、川上校区公民館、松梅公民館、富士北部コミュニティセンターで受け入れた。

 JR九州によると、大雨の影響で運転を見合わせていた佐世保線は正午過ぎに運転を再開した。筑肥線は倒木が見つかったとの情報もあり、肥前久保~伊万里駅間の上下線で運転を見合わせている。※JR運行情報はこちら

 武雄、伊万里、唐津の3市を流れる松浦川は午前6時40分、武雄市内に設置された水位計で氾濫危険水位に達した。有田川(有田町)は午前7時50分、同町内に設置された水位計で氾濫危険水位に達した。

 佐賀地方気象台によると、1時間に降る雨の量は多いところで50ミリを予想。26日午前6時までに予想される24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで150ミリと予想されている。低い土地の浸水、川の増水や氾濫、土砂災害に厳重警戒するよう呼びかけている。

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