カーネーションの手入れをするクラベル・ジャパンの従業員。左は平田憲市郎社長=唐津市和多田

丹念に育てられたクラベル・ジャパンのカーネーション(2016年撮影)

 唐津市和多田でカーネーションのハウス栽培を手掛けるクラベル・ジャパンは、一般の人に手入れや収穫を体験してもらう「オーナー制度」を導入する。平田憲市郎社長(41)は「オーナーになれば、栽培を通して花の背景やストーリーを感じることができる」と参加を呼び掛けている。

 同社は、広さ約6600平方メートルのビニールハウスで約60品種のカーネーションを栽培している。これまでは全国の主要な市場に出荷していたが、新型コロナウイルスの影響で市場や花屋の休業が増え、一時売り上げが減少。ネット販売も取り入れ、さらに消費者に直接提供できる機会を増やそうと、以前から構想があったオーナー制度の導入を決めた。

 1年間の取り組みで、入会金5千円、月会費3千円でハウス内の1区画(1坪)のオーナーになることができる。18品種の中から6~10品種を選び、1区画に60株を植える。7月12日にオーナー同士の交流会を兼ねた定植を行い、8~11月は不要な芽を摘むなどの作業をし、12月から来年6月にかけて400~600本が収穫できるという。持ち帰れるほか、同社が買い取ることもできる。

 8~11月には作業に合わせて「カーネーション大学」と題した座学を土日に計4回開催。カーネーションを取り巻く現状や日持ちさせる方法、なぜ母の日にカーネーションをプレゼントするのかなどを学ぶ。平田社長は「がっつり勉強できるので、花好きの人はぜひ」と語る。

 定員はなく、応募の締め切りは7月11日。問い合わせは同社、電話0955(67)4877。

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