鳥栖市は23日、鳥栖市真木町の市衛生処理場敷地で実施している土壌調査の中間結果を公表した。土壌や地下のたまり水から環境基準値を超える鉛やヒ素などが検出されたが、地中にあることなどから健康被害の恐れはないと説明した。

 調査地は1・8ヘクタールで、旧ごみ焼却場や、生ごみや焼却灰を埋めたという旧ため池などがある。鳥栖市など2市3町でつくる県東部環境施設組合が次期ごみ処理施設の建設予定地としたが、汚染物質が見つかり、建設地から除外した。市が2019年度から2年がかりの調査を引き継ぎ、19年度分の結果を公表した。

 土壌を78地点、地下水を9地点で調査し、土壌からは環境基準値を超える鉛(最大8・9倍)、ヒ素(同15倍)、フッ素(同6・1倍)が検出され、ダイオキシン類は環境基準値以下だった。地下水はフッ素(同1・8倍)、ホウ素(同2・3倍)が検出されたが、拡散などの問題はないとされ、ダイオキシン類は環境基準値以下だった。

 参考に採取した地下数メートルのたまり水から環境基準値を超えるダイオキシン類(最大で70倍)、鉛(同3・1倍)、ヒ素(同4・6倍)などが検出されたが、粘土層を挟んで下層にある地下水への汚染は確認されず、健康被害の恐れはないとした。20年度は土壌汚染の範囲や周辺の地下水を詳しく調べ、対応策を決める資料にする。

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