九州電力が玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)で計画している、使用済み核燃料プールの容量を増やす「リラッキング」について、玄海町議会は22日、原子力対策特別委員会(岩下孝嗣委員長、9人)を開き、九電から説明を受けた上で、内容を了承した。町は議会の判断などを踏まえ、九電が求めている事前了解をするかどうかを判断する。

 リラッキングは、プールに貯蔵している使用済み核燃料の間隔を詰め、容量を増やす工事。九電は2019年1月、佐賀県と玄海町に事前了解願を提出。原子力規制委員会は同11月に原子炉設置変更を許可し、九電は同委員会に工事内容を記した工事計画認可書を提出した。事前了解と工事計画認可がそろえば着工し、24年度の完成を目指す。

 委員会では、九電側からこれまでの経緯や今後の計画などについて説明を受けた。委員からは「細心の注意を払って工事を進めてほしい」などの意見が出た。脇山伸太郎町長は「(九電の説明に)疑問点はなく、安全性も問題はないと理解している。議会の了承を踏まえ、事前了解の判断をする」と話した。

 委員会ではこのほか、4月に原発敷地内の工事に従事する大手ゼネコン大林組の従業員が感染した、新型コロナウイルスの対策などについて説明を受けた。

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