神埼市は22日、小中学生がいる家庭の食費の負担軽減や地場産品の支援を目的に「神埼そうめん」を支給する。新型コロナウイルスの影響に対する支援策の一環で、758万1千円の事業費を盛り込んだ一般会計補正予算案を発表した。小中学生1人当たり3千円分(2・4キロ)のそうめんを配る。

 市教育委員会によると、臨時休校中は家庭での食事の機会が多くなっていたことも踏まえ、家計を助ける。地域ブランドである「神埼そうめん」への理解も深めてもらい、親子で調理することを促して食育の推進も狙う。

 市内に住民票があり、市内の小中学校に在籍している児童生徒が対象で、市外の特別支援学校に通学する子どもたちも含む。計2527人が対象となり、1束80グラムのそうめんが3束入ったセットを1人当たり10セット、夏休み前の保護者説明会などで配布する予定。

 神埼そうめん協同組合によると、福岡県など隣県からの買い物客の減少や大型イベントの中止に加え、冠婚葬祭の縮小や飲食店の休業の影響で、組合に加盟する業者の中には売り上げが50%近く減少したケースもあるという。井上義博理事長(62)は「人の動きが少なく、PRの機会も限られている。そうめんの配布は非常にありがたく、助かる」と話した。

 県内では三養基郡上峰町が子育て世帯を支援するため、児童生徒1人当たり米5キロとそうめん2キロを配布した。

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