避難所運営訓練で障害のある人の受け付けを行う職員=大町町の総合福祉センター

避難所運営訓練で、段ボール製のベッドを組み立ての説明を受ける町職員=大町町の総合福祉センター

避難所運営訓練では、自動ラップトイレの組み立て方や使用方法の説明もあった=大町町の総合福祉センター

 昨夏の佐賀豪雨で甚大な浸水被害が広がった杵島郡大町町で21日、町職員の避難所運営訓練があった。新型コロナウイルスに対応して避難場所を分けることや、排出物を自動でラップできるトイレなどの作り方も学び、災害時の迅速で的確な対応に備えた。

 大雨警報が午前6時40分に発表されたという想定で、午前7時に水防担当職員4人が町内巡回を開始。7時32分に全職員89人にメールで緊急招集をかけた。課長会議で自主避難所開設を決定。避難所では検温や体調確認も行い、異常がある人や支援が必要な人は福祉避難所に誘導した。

 段ボール製のベッドや仕切り、自動ラップトイレの作り方は業者が説明。仕切りの高さが1メートルと聞き、「飛沫ひまつを防ぐにはあと20センチほど高い方がいい。高すぎると目配りが効かない」などの意見も出た。トイレは3種類の電源で使用でき、バッテリー使用では50回持つことや、防護服や手袋などの処理にも活用できることを学んだ。

 避難指示発令を決めた会議では、水川一哉町長が「発令には気象情報だけでなく、町内の状況把握が必要」と迅速な情報収集を求めた。

 訓練では体調不良の人などを案内する導線を明確にすることなどの反省が出た。各課で話し合って反省点や課題を出し、共有して今後に生かす。

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