なぎなた団体・牛津-佐賀東 代表者戦で果敢に攻める牛津の松本桃佳(右)=小城市の牛津高体育館

団体優勝を決め、涙を流して喜ぶチームメートを笑顔でねぎらう牛津の主将・松本桃佳(右)=小城市の牛津高

 代表者戦までもつれる熱戦に終止符を打ったのは、悔しさを知る主将の一本だった。2校で争ったなぎなた団体は、牛津がライバルの佐賀東を破って優勝。県総体で7年間遠ざかっていた女王の座を、SSP杯で奪還した。

 5人が戦い終えて両チーム2勝ずつ。奪った本数でも並び、勝敗は代表者戦に委ねられた。大役を任された牛津の主将・松本桃佳は冷静だった。

 「プレッシャーの中でも、落ち着いて相手を見ながら戦えた」。攻め続けながら隙をうかがい、試合中盤、値千金のメンを決めた。「形は悪かったが、体が反応できた」と振り返った。

 先駆けて行われた個人の演技と試合で、牛津勢は上位を独占した。このまま勢いに乗るかと思われたが、「団体の怖さ」(尾形美和監督)を味わった。先鋒(せんぽう)、次鋒戦を立て続けに落とし、0-2。それでもチームは崩れなかった。「勝っても負けてもしっかり最後までつなげてくれた。優勝は一人一人のおかげ」。松本は一丸の勝利を強調した。

 昨年の県総体では、代表者戦で佐賀東に競り負けた。2年生で大将だった松本は、自身が一本を取れなかった責任を感じていた。雪辱を誓ってから1年。悲願の団体優勝に、個人の試合、演技を合わせた「3冠」という最高の結果で花を添えた。

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