バスケットボール女子決勝・佐賀北-佐賀清和 ドライブで果敢に切り込む佐賀北の早田菜乃佳主将(右)=多久高体育館

 球際での激しいプレーに、SSP杯に懸ける思いの強さが表れていた。県総体バスケットボール3連覇中の「女王」佐賀北は、3年生のエース早田菜乃佳を中心に、粘り強くボールを追い続けた。決勝ではライバル佐賀清和に一度もリードを許さず、81-56で下し、築いてきた連覇の記録と勝利への執念を後輩に引き継いだ。

 「優勝して、みんなで笑って終りたい」。SSP杯で主将を任された早田は、そんな思いを胸に大会に臨んだ。総体やウインターカップ(全国高校選手権)を共に戦ってきた3年生の中には、目標を受験に切り替えた仲間もいる。チームも1、2年が主体になったが、自身は「最後に試合で全力を出し切ろう」と決めていた。

 早田は攻撃の核として躍動した。切れ味鋭いドライブで果敢に切り込み、ディフェンスをかく乱。守備を押し込んで隙をつくり、仲間が外から3点シュートを狙った。武藤広樹監督は「相手守備の裏をかく、佐賀北らしい攻撃ができていた。早田ら3年生が引っ張ってくれたおかげで、1、2年生もプレーに気持ちが入っていた」。

 大会出場は見送ったが、会場で優勝を見届けた3年の西岡希咲は「絶対優勝してくれると思っていた。諦めずに頑張る姿が、かっこよかった」と友や後輩をたたえた。

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