カブトガニの産卵地となる砂浜を清掃する人たち=伊万里市木須町の多々良海岸

 伊万里湾のカブトガニが産卵期を迎えるのを前に、繁殖地の多々良海岸(伊万里市木須町)で17日、清掃活動があった。地元の人々が産卵場所の砂浜のごみを拾い集めた。

 カブトガニは例年7月上旬から産卵期に入り、湾奥の海岸に満ち潮に乗って上陸する。漂着ごみが産卵の妨げにならないよう、保護活動に取り組むグループが複数回にわたって清掃をしている。

 この日は市内の企業や団体でつくる「伊万里市カブトガニを守る会」の約60人が、枯れ草や木の枝などをふるいにかけて丁寧に取り除き、約200平方メートルの砂浜をきれいにした。

 海岸とその周辺では昨年、600組のつがいの姿が確認されており、会長の竹内和教さん(71)は「今年もたくさん来てくれることを願っています」と話した。

 産卵のピーク時には保護グループが観察会と関連イベントを開いていたが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止にした。ただ、個人での観覧は可能で、ピークとみられる7月20~25日の日中の満潮時間帯に、地元住民や市職員が待機して希望者に解説をする。

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