卓球男子団体決勝・北陵-敬徳 ダブルスで力を合わせて戦う北陵の坂口飛翔(右)と江藤冴弥=唐津市文化体育館(撮影・米倉義房)

 最終5番手の最終ゲームまでもつれた卓球男子団体の決勝戦。北陵の2年、江藤冴弥がサービスエースで優勝を決めると、主将の坂口飛翔と抱き合って喜んだ。「ありがとう」と繰り返す坂口。3年間、負け続けた敬徳に、最後に勝つことができた。

 2単1複を終えた時、流れは敬徳にあった。互いに1勝ずつして迎えたダブルスで、坂口・江藤組は2ゲームを先取しながら逆転された。「勝ちを意識しすぎた」と坂口。残りのシングルスを担う後輩2人に勝負を託し、ベンチで応援した。

 4番手として登場したのは1年の牧山涼太。最初のゲームを落としたものの、思い切りのいいプレーで逆転し、流れを呼び戻した。5番手の江藤も、何度もリードを奪われながら盛り返した。「坂口さんの『ここ一本やぞ』の掛け声で踏ん張れた」

 県内の男子卓球は敬徳と北陵の2強といわれてきたが、北陵はここ3年間、敬徳に公式戦で勝てなかった。いつも接戦だったが、あと一歩足りなかった。「どんな状況でも攻めのプレーを貫く」。そう言い聞かせ、ラケットを振り続けてきた練習が実を結んだ。

 ライバルとの息詰まる攻防を制し、原隆史監督は「これからも敬徳と切磋琢磨せっさたくまし、ともに全国に通用するチームになって、県全体のレベルを押し上げていきたい」と話した。

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