開花した二千年ハスの回りをチョウが舞う=多久市多久町の聖光寺

ピンク色の花を咲かせた聖光寺の「二千年ハス」=多久市多久町

 多久市多久町の聖光(しょうこう)寺で、弥生時代の実から発芽した「二千年ハス」がやさしいピンク色の花を咲かせた。例年より約1週間遅いが、膨らんだつぼみも見られ、6月下旬から7月上旬にかけて見ごろを迎えそう。

 大賀ハスという品種で、「世界最古のハス」とも呼ばれる。午前7時ごろから直径20センチほどの花が開き、徐々に薄い色に変わる。開花して4日ほどで散り、新しいつぼみが次々に花を咲かせるという。

 聖光寺の住職が2002年に種を譲り受け、川や森に面した敷地に池を造って栽培を始めた。13年からは住民有志が水草を取り除くなどして生育環境を守っている。珍しいトンボやチョウも生息し、愛好家たちがレンズを向けている。

 昨年8月の豪雨時には、ハス池にも濁流が押し寄せた。有志代表の大川内義章さん(68)は「心配していたが、今年も咲いてくれた。メダカやトンボもいっぱい」と自然のたくましさに感心する。

 少し遅れて咲く小柄な「舞妃蓮(まいひれん)」という品種は、8月半ばごろまで開花を楽しめるという。

 ハス池は、多久聖廟(せいびょう)駐車場の南東約100メートル。市物産館「朋来庵(ほうらいあん)」が目印。

このエントリーをはてなブックマークに追加