みんな我慢(がまん)している、みんながんばっているという雰囲気(ふんいき)の中で、しんどいな、つらいな、自分はがんばれていないな、がんばりが認(みと)めてもらえないな…などと感じたり、それを誰(だれ)にも言えなくてつらかったりすることがあります。がんばることは大事ですが、がんばりさえすればいいのでもなく、いつでもがんばれるわけでもありません。
 どれくらいがんばれるか、我慢できるかは、人によってもタイミングによっても、内容(ないよう)によってもそれぞれ違(ちが)うので、他の人と比(くら)べることはできません。

 がんばりや我慢は人に分かってもらいにくいですが、実は自分でも分からないことがあります。ダラダラしているように見える時間も「~しなくてはいけない」が頭の中にたくさんあったりすると、気付(きづ)かないうちにがんばりすぎていることがあるのです。
 おなかや頭が痛(いた)い、からだがダルい、しようと思っていることがなかなかできないなどの症状(しょうじょう)は、これ以上(いじょう)がんばれませんよという体からのサインかもしれません。頭や心のがんばり過(す)ぎから具合が悪くなることは別(べつ)におかしなことではありません。病院に行くほどではないけれど何かおかしい…という時には保健(ほけん)室の先生やスクールカウンセラーさんに話してみましょう。
 また、しなくてはいけないと分かっていることにどうしても手がつかない、しかられてもできない、時間がかかるなどの理由でいつも困(こま)っている場合は、がんばれないのではなくて別の原因(げんいん)も考えられます。早く分かれば治(なお)るのも早いのでえんりょせずに相談してみましょう。(浄土真宗本願寺派僧侶・日本思春期学会理事 古川潤哉)

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