推進会議では、中山間チャレンジプロジェクトについて関係団体の担当者や有識者が話し合った=佐賀市、グランデはがくれ

 生産条件が厳しく、担い手不足などに悩む中山間地の振興を目指して佐賀県が取り組む「それぞれの中山間チャレンジプロジェクト」の推進会議が佐賀市で開かれた。住民自身が集落や産地の課題解決について話し合う選定地区が11市町の22地区(5月末現在)に広がったことが報告された。

 県は、中山間地の集落や農地を維持するためには、地域住民の主体的な取り組みが重要として、2018年度から5カ年計画で同プロジェクトを推進。集落や産地による課題解決に向けた取り組みを関係機関が一体となって支援している。

 昨年度は、新たに5地区が選定された。会議では、このうち、江北町の岳集落の事例が取り上げられ、集落ビジョンづくりに向けて地区住民が話し合い、情報共有のため集落ニュースを発行していることなどが報告された。

 また、取り組みをPRするDVDも作成。動画で分かりやすいため、各地での機運づくりに役立っているという。

 会議には、県の担当者などのほか、JAや農業関連団体の代表ら25人が参加。参加者からは「教育の問題など中山間地に暮らすという視点を大切にしてほしい」「農地の基盤整備なども画一的でなく、地域に応じて取り組みたい」などの意見が出た。

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