県が育成しているいちごさんの無病苗=杵島郡白石町、県農業試験研究センター白石分場

 デビューして3年目を迎えるイチゴの新品種「いちごさん」など県産イチゴが安定的に生産できるように、県は無病のイチゴ苗の育成を行っている。PCR検査でイチゴの病害に感染しないことが証明された健全な苗で、県は農家に対し、生育が思わしくない場合は苗を購入して、病害を防いでほしいと呼び掛けている。

 イチゴは各農家が親苗から苗を増やして定植するが、病気に感染している苗か健全な苗かは外見から判断できないという。一方で毎年、炭疽たんそ病などが発生してまん延、収量が上がらない状況が発生している。

 このため、県は開発したいちごさんやさがほのかについて無病の苗を育成。県農業試験研究センター白石分場で、イチゴの主な病害である炭疽病、萎い黄おう病、生育を阻害するウイルスの有無について遺伝子を増幅するPCR検査で調べ、健全と証明された苗を原種苗としてJAさがに手渡す。これから増えた苗が各農家へと販売される。

 白石分場の担当者は「イチゴの病気が広がった際など無病苗を導入してほしい。防疫と組み合わせることで、病気を有効に防ぐことができる」と話している。

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