報道陣の取材に答える(左から)溝口奨典君、溝口芽生さん、今村竜太郎さん=小城署

 きょうだいの「連携(れんけい)プレー」が一人の命を救(すく)った―。小城署(おぎしょ)(野口裕明署長(しょちょう))は9日、用水路(ようすいろ)に転落した男児(だんじ)を救ったとして、小学生のきょうだいら3人に署長感謝状(かんしゃじょう)を贈(おく)りました。
 表彰(ひょうしょう)されたのは、小城郵便局員(ゆうびんきょくいん)の今村竜太郎(りゅうたろう)さん、三日月小3年の溝口芽生(みぞぐちめい)さん、同小1年の溝口奨典(そうすけ)君の3人。
 6月1日、小城市三日月町織島で、芽生さん、奨典君と一緒(いっしょ)に下校していた男子小学生が誤(あやま)って用水路に転落しました。2人は懸命(けんめい)に引き上げようとしたものの難航(なんこう)。児童(じどう)は水門にしがみついた状態(じょうたい)でいたため、芽生さんが「助けを求(もと)めに行くから、友だちの近くにいて」と奨典君に告(つ)げ、近くに駐車(ちゅうしゃ)していた配送車の車内にいた今村さんに助けを求めました。
 奨典君は、今村さんが駆(か)け付(つ)けるまで手を差(さ)し伸(の)べたり声を掛(か)けるなどして児童を励(はげ)ましました。今村さんは、顔付近(ふきん)まで水に漬(つ)かりながら児童を抱(だ)き上(あ)げたといい、「(芽生さんに)声を掛けてもらえなかったら気づいていなかったかもしれない」と振(ふ)り返(かえ)りました。
 贈呈(ぞうてい)式で、芽生さんは「びっくりしたけど、助かってよかった」と話し、奨典君は「将来(しょうらい)は警察官(けいさつかん)になりたい」と話しました。(11日付20面)

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