店先のテラス席で飲食を楽しむ男性客=5月22日午後7時20分ごろ、佐賀市唐人

 佐賀県は18日、飲食店の店先の歩道などにテラス席を設ける社会実験「SAGAナイトテラスチャレンジ」の調査結果を公表した。利用者の93・0%が好意的な評価をし、リピートの意向は77・6%が「利用したい」と答えた。県は11月までにさらに2回程度実施し、地域や日程を詰める。

 社会実験は5月22日から6月6日までの16日間、佐賀市の中央大通り沿いにある12店舗で実施した。新型コロナウイルスの影響を受け、感染リスクを抑えられる屋外で飲食するスタイルの需要を調べた。

 利用者のウェブアンケートでは143件の回答があり、40代が32・2%で最も多かった。居心地やサービスは「良かった」が69・2%、「まあ良かった」が23・8%、「普通」が6・3%、「あまり良くなかった」が0・7%だった。「昼のテラス席もつくってほしい」「真夏や真冬の暑さ寒さ対策をどうするか」などの意見が寄せられた。

 参加店舗からは「お客が戻ってきた感じがあった」などの声があった。県は「利用客側と店舗側のニーズが高いことが確認でき、少しずつにぎわいを取り戻す契機になった」とした。

 国土交通省は県の取り組みを受け、道路占用許可基準を11月末まで緩和し、同様の取り組みを支援している。山口祥義知事は18日の県議会一般質問でこうした動きを紹介した上で「全県的にチャレンジできるようになると、佐賀の売りにもなっていく」と述べ、行政主体から徐々に商店街など民間主体に移行させる考えも示した。

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