■2019年6月2日の記事

2019年6月2日の記事

 白石町福富の「道の駅しろいし」の開業を祝う式典が1日、同駅で開かれた。関係者ら約100人が出席し、町内の特産物を扱う町の新たな拠点として期待を寄せた。

 

 白石町福富の「道の駅しろいし」の開業から6月で1年が経過した。昨年度の10カ月で売り上げは3億8185万円で、当初設定した売り上げ目標(約3億円)を超えた。レジを通過した来訪者数は19万5417人を数えた。

 県内で9カ所目となる道の駅で、町特産のタマネギやレンコンなどを販売する直売所や、町内産の食材を扱うレストランがある。総事業費約13億円で、県と町が整備した。施設の管理は、町が指定管理を委託している任意団体「道の駅しろいしカンパニー」が担う。

 現在、旬を迎えたスイートコーンが並び、町内外からの来客でにぎわう。新型コロナウイルスの影響で、ゴールデンウイーク中に営業を停止したこともあったが、町商工観光課は「1年目としてはまずまずの出来だった」と振り返る。今月には2階のレストランをリニューアルし、2年目に入った。

 この1年を振り返ると、取り扱う農産物を町内産に統一していることから、夏に出荷される農産物が少なくなることもあった。米の田植え時期と重なるためで、6~8月ごろは他の時期よりも品薄になっていた。そのため、午後には売り切れになる農産物も多くなり、来訪者からは「何もないではないか」などの声もあったという。秋から冬にかけてはイチゴや葉物野菜が出始める。

 現在の出荷者数は約380人。山下敬博駅長は「町内で収穫したものを扱って地域振興につなげることが柱で、町内産限定を売りにしている。出荷者数を増やし、春や夏にも出荷できるような農産物を生産者にもお願いしていきたい」と意気込む。

 隣接し、集客の中心に据えていた有明海沿岸道路の福富インターは、開通時期が未定のまま。計画当初は2018年度内の開業を予定していたが、県道路課によると、工事区間が軟弱地盤であるため、工期を見直しているという。山下駅長は「開通すれば、売り上げは今の倍に伸びる」と早期開通を期待する。

 

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