「事業を続けていくため、異業種とも協力し合っていきたい」と話す岡城達哉さん=佐賀市兵庫北の直売所「夢の駅おかぎ」

弁当や野菜、精肉といった食品のほか、鍋島緞通の小物作品やエステ店の日焼け止めなどが並ぶ直売所「夢の駅おかぎ」=佐賀市兵庫北

 弁当の持ち帰りサービスに力を入れている佐賀市兵庫北の日本料理店「旬彩響宴おかぎ」のオーナー、岡城達哉さん(39)が、「夢の駅おかぎ」と銘打ち、近隣の飲食店や青果店などの商品を並べる直売所を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除されて1カ月が過ぎたが、客足が戻っていないところが多く、地域の店と住民の橋渡し役を目指す。

 岡城さんが日本料理店の隣にある空き店舗の提供を受けて5日にオープンした。25店が参加し、弁当、野菜、精肉などの食品に加え、鍋島緞通の小物作品やハンドメイドのアクセサリー、日焼け止めなどが並ぶ。

 参加店の中には、緊急事態宣言解除を受けた営業再開時にテイクアウトをやめたものの、売り上げが戻らず、再び弁当販売を始めたところも。和食店「亀おたけ」の店長、原健さん(35)は「1年かけて8割戻ればいい方。残りの2割を補うため、弁当販売を続けていくつもり」。複数店が一緒にテイクアウトで収益を上げるのは難しいというが、「店を知らなかった人に知ってもらい、来店につながれば」と期待を寄せる。

 日本料理店の昼間の営業を再開した岡城さんも、来客は以前の半分ほど。「テイクアウトの収入は大事で、店舗営業との両方でやっていくしかない」といい、直売所については「困っている人の情報発信の場。未来に向けて協力していきたい」と意欲を見せる。

 直売所は秋口まで開く予定。参加店を募っている。営業時間は午前11時~午後7時。問い合わせはおかぎ、電話0952(37)6377。

このエントリーをはてなブックマークに追加