杵島郡大町町に設置されている太陽光発電施設。設置の際は今後、届け出が必要になる

 佐賀県杵島郡大町町は、太陽光発電の施設設置について「抑制区域」を設け、届け出制にする条例を制定した。町民から「まぶしい」などの苦情があったことがきっかけで、罰則や中止の強制力はないが、条例で設置者に理解を求める。

 出力10キロワット以上の施設が対象で、着工の60日前までに(1)施設の構造や位置図(2)維持管理計画(3)設置場所周辺の住民の同意書-などの届け出を求める。廃止する場合は30日前までに届け出て、解体して整地するよう求める。

 抑制区域は町道に近接するところで「旧長崎街道など歴史的景観や生活環境を損なう」「自然環境を損なう」場所。「町長が抑制すべきと判断する土地」も加えている。

 町内には太陽光発電施設が10カ所近くある。町民から「日光が反射してまぶしい」「水が流れてくる」などの苦情があるケースがある。町企画調整課は「届け出制にすることで、さまざまな協議や対応ができる。あらかじめ抑制区域も設けて理解を求めたい」と話す。

 県内では伊万里市が太陽光発電や風力発電の施設設置で届け出を義務化する条例を制定し、3月から施行している。

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