唐津市肥前町高串地区の「増田神社」は明治28(1895)年7月にコレラが大流行した際、不眠不休で防疫業務に従事、26歳で亡くなった増田敬太郎巡査を祭っている◆きょう6月17日は「おまわりさんの日」。1874年、巡査制度が誕生した日にちなむ。地域の治安を守り、住民の困りごとにも応じる警察官。危険と隣り合わせでもあり、自衛のため拳銃を所持する◆その拳銃を狙っての犯行だったと思われる、大阪府吹田市の警官殺傷事件からきのうで1年。襲撃された佐賀工業高校卒の古瀬鈴之佑(こせ・すずのすけ)巡査(27)は一命を取り留め、懸命のリハビリで交番への復帰を目指している◆米国では白人警察官による黒人への暴行死事件が発生。抗議デモが広がる中、今度は射殺事件が起きた。警察官が有する武器と逮捕権は、正当に行使してくれるはずという信頼の下に託されているのに…◆高串地区のコレラは増田巡査の殉職後、不思議に終息したと伝えられる。命を顧みずに住民を守り、「警神」と語り継がれる増田巡査の思いはきっと、古瀬巡査をはじめ現職警察官にも受け継がれている。強くて優しい警察官は子どもたちのあこがれの職業の一つでもあり、親しみと尊敬を込めて「おまわりさん」と呼ばれる。子どもたちに代わって伝えたい。「おまわりさんありがとう。頑張れ古瀬巡査」(義)

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