テニス女子ダブルスで優勝した佐賀西の林愛莉(左)、横尾真希組。林はシングルスも制し、二冠を達成した=SAGAサンライズパーク庭球場

テニス女子シングルス決勝で、ポイントを決め笑顔を見せる佐賀西の林愛莉=SAGAサンライズパーク庭球場

テニス女子シングルス決勝で、テンポの速いラリーで仕掛ける佐賀西の林愛莉=SAGAサンライズパーク庭球場

 高校最後の大会。腰の痛みを抱えながらも、テニスを楽しむことを心掛け、最後のポイントが決まるまで笑顔を忘れなかった。テニス女子は、インターハイ出場経験もある林愛莉(佐賀西)が、圧倒的な力を見せつけて単複2冠に輝いた。

 昨夏のインターハイ後に腰椎分離症と診断され、約3カ月間テニスから離れた。現在も完治はしておらず、この日もサポーターを着けて試合に臨んだが、その影響を全く感じさせなかった。

 「圧勝優勝」。大会前に顧問と掲げた目標だ。その言葉通り、シングルスは全5試合でわずか3ゲームしか失わず、決勝も6-0で快勝。続くダブルスでは、決勝で一時4-3に迫られる場面もあったが、約1年間ペアを組んできた横尾真希との息の合ったプレーで一気に引き離し、6-3で勝利を収めた。

 「少し痛みはあったが、最後までやりきりたかった」と林。「仲間、監督、クラブのコーチなどサポートしてくれた人たちの期待に応えたいという気持ちが後押しになった」と語った。

 常に全国を意識して練習に励んできただけに、総体の中止は大きなショックだった。だが、SSP杯という節目の舞台が用意された。「大会があるだけ幸せ。優勝して引退できて悔いはない」。最後まですがすがしい笑顔だった。

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