世界的に猛威を振るう新型コロナウイルス。大人はもちろん、子どもたちも卒業式や入学式の中止に始まり、長引く休園・休校や各種行事の中止など、未曽有の事態に戸惑っている状態です。今回は、新型コロナウイルスが子どもにどう影響するかを、「Dr.ハマサキの すこやか こども診察室」でおなじみの小児科医・浜崎雄平さんに聞きました。まだまだ解明されていない部分はあるものの、正しい知識と一人一人の努力で感染拡大をストップさせましょう。  (ママスタッフ あっこんぴ)

 

子どもが新型コロナウイルスに感染する確率ってどのくらい?
重症化するの?

 当初「子どもには感染しない」とされていた新型コロナウイルスですが、今年2月、中国・武漢において生後10カ月の乳児の感染が確認されて以来、世界各国で子どもの感染が次々に報告されています。国内でも幼児や児童の罹患(りかん)が確認され、中には感染した母親から生まれたばかりの赤ちゃんにウイルスの陽性反応が見られたという例も。とはいえ子どもの感染率は非常に少なく、今年4月時点での10歳以下の患者は1%以下。成人

 

や高齢者と比べて重症化したケースも国内ではほぼ皆無です。しかし、海外ではコロナウイルスによる子どもの死亡例も数件報告されていて、重症化しないと一概には言えないのが現状です。

 

どうやって感染するの?

 新型コロナウイルスの感染経路として考えられるのは「飛沫(ひまつ)感染」と「接触感染」の2つです。「飛沫感染」とは、感染者のせきやくしゃみ、つばなどの飛沫とともに放出されたウイルスを、他者が吸い込むことで感染すること。人が多く密集する場所ほど感染リスクが高くなる傾向にあります。一方「接触感染」は、感染者の飛沫が付着した

 

ものに触れた手で自身の鼻や口を触り、粘膜から感染するケース。ウイルスの付着しやすい場所として気をつけたいのは、ドアノブやスイッチ、電車やバスのつり革などです。

 

感染したらどんな症状が出るの? 医療機関の受診の目安は?

 新型コロナウイルスに感染すると、せきや37.5℃以上の発熱など風邪の初期のような症状が現れるとされていますが、罹患していても全く症状が現れないケースも多く、子どもの場合は特にこの傾向が強いようです。乳幼児の場合、体の不調を訴えることができないので「いつもより元気がない」「せきが出る」「37.5℃以上の熱が4日以上続く」など気になる症状がいくつか見られるようであれば、まずはかかりつけ医に電話で相談を。相談した上で来院を勧められた場合も、病院に到着する時刻をあらかじめ伝えておきましょう。

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