昭和の人気アイドル山口百恵さんが出演したドラマ「赤い疑惑」で、白血病を患う主人公の血液型はAB型Rhマイナスだった。この血液型の割合が少なく、輸血は大変ということを覚えた◆血液は命を支えるために体内を循環する。だから、血液を検査すれば、おおよその健康状態は分かる。生活習慣病健診がある年度初めは、健診結果を見せ合いながら職場で健康談議に花が咲く。お酒が好きな人はガンマGTPの数値が気になるだろう。中性脂肪で「勝った」「負けた」と、ドングリの背比べのような会話も聞こえてくる◆初対面の懇親会で話題が途切れた時、血液型を持ち出すこともあった。A型はきちょうめん、B型はマイペース、O型は大ざっぱ、AB型は好奇心旺盛、BとOは相性がよいなど根拠はないのに盛り上がる。性格や相性分析に使わなくても、輸血などいざという時のために家族の血液型は知っておきたい◆きょう6月14日は「世界献血者デー」。ABO式血液型を発見し、ノーベル生理学・医学賞を受賞した科学者カール・ラントシュタイナーの誕生日にちなむ。毎年、記念日に合わせてキャンペーンが展開されているが、今年はコロナ禍で献血者が減少傾向という◆Rhマイナスに限らず、全ての血液が貴重だ。献血は「いのちを救う贈り物」。時々は協力しよう。(義)

下記のボタンを押すと、AIが読み上げる有明抄を聞くことができます。

このエントリーをはてなブックマークに追加