攻守のバランスを武器に息の合ったプレーを見せる嬉野の橋野潤(左)と中村翼=嬉野高校塩田校舎

 ペアを組み始めてまだ1年だが、互いの持ち味を完全に熟知し、「あうんの呼吸」でポイントを重ねる。ソフトテニス男子・嬉野の橋野潤(18)、中村翼(17)組は、攻守のバランスが取れた県内屈指の強豪ペアだ。

 攻撃的なストロークが光る後衛の橋野と、堅実なプレーが持ち味の前衛の中村。プレースタイルと同様に、2人のこれまでの経歴は対照的だ。

 姉や兄の影響で小学1年からソフトテニスを始めた橋野は、早くから頭角を現わした。「上手な選手の動画を見て研究した。夜休まずに自主練習したこともあった」と、どん欲に技術を磨き、全中や国体も経験。高校でも入学早々にチームの主力となり、1年から2年連続でインターハイ出場を果たした。

 一方の中村は、中学まで目立った実績を残してきた訳ではなく、大島樹顧問も「高校で急に伸びた選手」と評する。3年生が引退して新体制となった昨夏、中村は当初、橋野とペアを組むことにプレッシャーを感じていたという。ただ、その心配は杞憂(きゆう)に終わった。

 互いの長所ががっちりかみ合い、昨年10月の県新人選手権で優勝。同12月の九州大会では、各県の強豪と堂々と渡り合い準優勝に輝いた。「このポイントで何をするか、話し合わなくても分かっている」と橋野。中村も「意思疎通ができている」。今では全幅の信頼を寄せ合う関係だ。

 全国でも上位を狙える手応えをつかんでいただけに、県総体の中止には大きなショックを受けた。橋野は「モチベーションが上がらない時期もあった」と正直に明かす。それでも、「SSP杯では今までしたことがないような積極的なプレーをしたい」。どのペアにも負けない連係を発揮し、頂点をつかみ取る。

 

 ■ソフトテニス 14日に男女の個人戦、20日に団体戦を実施する。14日は男子が松浦河畔公園庭球場、女子は嬉野みゆき公園テニスコート、20日は男女ともSAGAサンライズパーク庭球場で行う。

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