3カ月ぶりに観客が入ったレースになった武雄競輪場=武雄市

 新型コロナウイルスの影響で無観客開催を続けていた武雄競輪が12日、観客を入れたレースを再開した。2月26日以来で、全国の競輪場で初の再開。久しぶりにファンがスタンドからレースに見入った。

 観客席への入り口を減らし、体温チェックと手指消毒を実施した。37・5度以上やマスクを着用していない人は入場を断った。入館を100人に制限し、座席は1席空ける措置をとった。

 長崎県佐世保市の男性(65)は「私は(残り1周半で鳴る)ジャンがトランキライザー(精神安定剤)だからねぇ。待ってたよ」と笑みを浮かべた。福岡県八女市の男性(50)も「やっぱり雰囲気あるね。電話もネット投票もしないから、車券を買うのも久しぶり」と楽しんでいた。

 館内の食堂の店主は「3カ月余り収入ゼロ。テナント料はなかったけれど、電気代は払ったし、うちの勤務形態は雇用調整助成金の対象にならなかった。対象拡大の話もあるようだから期待したい」と苦境を口にした。

 2月27日から中止していた場外車券売り場「サテライト武雄」での発売も11日から再開している。

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