佐賀県は、普通教室に冷暖房がない県立高4校に空調設備を整備する。新型コロナウイルスによる授業の遅れを取り戻すため、夏休みを短縮する高校の学習環境を整える。今夏は臨時の空調を整備し、2020年度中に本格的な工事を終える予定。既に整備済みの学校には、借り入れた整備費の残額を負担するなどし、21年度から県が管理・更新を担う。

 県立学校は本年度、4月21日から5月13日まで休校になり、この間に平日は13日間あった。授業の遅れを取り戻すため、県立高8校が夏休みの短縮を既に決めており、他校もほとんどが同様の措置をとる方向で調整している。

 唐津商高、唐津青翔高、嬉野高の嬉野校舎と塩田校舎、白石高商業科キャンパスの4校5校舎には空調設備がなく、県は整備費用として6月補正予算予算案に2億4287万円を計上した。全額を地方創生臨時交付金で賄う。教育総務課は「感染拡大などで夏にさらに授業をしなければならない事態に備える」と話す。

 工事は本年度いっぱいかかるため、今夏は各教室に臨時の冷房設備を置いて対応する。予備費から約865万円を充てる。

 県立高の空調設備はPTAが費用を負担して整備している学校が多い。整備済みの学校については、来年度から費用の残額を県が負担する。その後の管理や設備更新も請け負い、設備が整っている学校にも同様に対応する。

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