白石高の生徒に水災害対策の必要性を訴える大串浩一郎教授(左)=白石町の同校

白石高の生徒に水災害対策の必要性を訴える大串浩一郎教授=白石町の同校

 白石町の白石高(岸川美和子校長)で10日、「佐賀豪雨災害と水災害への備え」をテーマにした講演会が開かれた。同校出身で佐賀大教授の大串浩一郎さんが、梅雨に入り水害が起こりやすい中、自分たちに何ができるかを生徒に問い掛けた。

 今後の災害規模は、地球温暖化などの影響で大きくなると予想され、少子高齢化で逃げ遅れる人が増えると考えられている。水工学などが専門の大串教授は「過去の災害を学び、一人一人が防災や減災について考え、地域で共有することが大切」と話した。流域面積などから浸水の深さを求める計算を実演してみせ、「ハザードマップがない地域もある。将来どこに住んでも、自分で身を守れるようになって」と語った。

 3年の吉岡莉胡さんは「身近な所でも被害が起こると知り、怖かった。いつ起こるか分からないからこそ、しっかりとリスクを把握したい」と話した。

 地元のことを学び、進路選択に役立ててもらおうと同校が開いた。3年生118人が聴き、新型コロナウイルス対策として1、2年生は教室からオンラインで視聴した。

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