流域自治体や国、佐賀県の取り組みをウェブ会議で確認、共有した六角川水系防災・減災対策協議会の会議=武雄市の武雄河川事務所

 昨夏の佐賀豪雨を踏まえた六角川水系の防災・減災対策協議会が11日、ウェブ会議であり、国や佐賀県、流域自治体が、浸水を把握、予測するシステムの開発状況や河川改修、情報伝達の強化など、それぞれの取り組みの内容や進ちょく状況を共有した。

 流域6市町の首長や県、河川事務所、佐賀地方気象台の関係者ら14人がウェブ上で協議した。

 国土交通省武雄河川事務所は、リアルタイムで浸水状況を把握したり浸水を予測するシステム開発について既に流域の地形測量を終え、武雄市、多久市、杵島郡大町町の3地区を予定しているモデル地域に浸水を自動計測するセンサーを設置する計画を示した。六角川全域で37万立方メートルを予定している河道掘削に関しては5月末までに20%を終え、本年度末までに80%完了を目指すことも報告した。

 流域市町からは「SNSやメールなどに一度に情報発信できる仕組みの整備」(武雄市)、「行政区ごとの防災マップ作成」(江北町)、「救命ボート8艇購入」(大町町)、「クリークの排水調整による浸水回避」(白石町)など、情報伝達の方法を強化したり、防災や救命対策を進めていることが報告された。

 線状降水帯の予測について問われた佐賀地方気象台は「大雨は24時間前ぐらいから予測できるが、現状では線状降水帯を前日から予測することは難しい」と答えた。

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