買い物用のカートに除菌コーティングを施す業者=佐賀市のスーパーモリナガ高木瀬店

 新型コロナウイルスの感染対策として、専門業者に依頼して店舗や事業所などの内部全体を除菌しようという動きが佐賀県内でも目立ってきている。コロナとの闘いは長期間になるとの覚悟があるためで、接触感染のリスクをできる限り軽減することを狙っている。

 「ウイルス対策は長期戦。お客さまが安心して買い物を楽しまれ、従業員が安全に業務ができる環境が必要」。5月末に全10店舗の除菌コーティングに取り組んだスーパーモリナガの宮﨑祐輔営業本部長(39)はこう語る。

 除菌の依頼を受けたのはホープハウスシステム(大阪府)。新型コロナの軽症者を受け入れたホテルや病院などでの施行実績も持つ。感染予防に効果がある一方、人体には害を及ぼさないコーティング剤を部屋全体に吹き付ける。まな板などの調理器具、消費者が手に触れるカートや買い物かご、レジ周りなど1店舗あたり5~6時間をかけて丹念に施工するという。

 こうしたサービスへの関心は高く、県内の施行業者も需要の高まりを感じている。

 除菌コーティングを手掛けるイーエムエム・エージェント(佐賀市)の江頭俊輔代表(47)は「4月ごろからじわじわと依頼が増え、業種も広がっている」と手応えを語る。5月末までに美容室や飲食店、健康サロンなどさまざまな店舗に除菌コーティングを実施したという。

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