報道陣の取材に答える(左から)溝口奨典君、溝口芽生さん、今村竜太郎さん=小城署

署長感謝状を受けた(左から)今村竜太郎さん、溝口芽生さん、溝口奨典君=小城署

 きょうだいの「連携プレー」が一人の命を救った―。小城署(野口裕明署長)は9日、用水路に転落した男児を救ったとして、小学生のきょうだいら3人に署長感謝状を贈った。

 表彰されたのは、小城郵便局員の今村竜太郎さん(35)=小城町松尾、三日月小3年の溝口芽生(めい)さん、同小1年の溝口奨典(そうすけ)君=三日月町織島=の3人。

 6月1日、小城市三日月町織島で、芽生さん、奨典君と一緒に下校していた男子小学生(6)が誤って用水路に転落した。2人は懸命に引き上げようとしたものの難航。児童は水門にしがみついた状態でいたため、芽生さんが「助けを求めに行くから、友だちの近くにいて」と奨典君に告げ、近くに駐車していた配送車の車内にいた今村さんに助けを求めた。

 奨典君は、今村さんが駆け付けるまで手を差し伸べたり声を掛けるなどして児童を励ました。今村さんは、顔付近まで水に漬かりながら児童を抱き上げたといい、「(芽生さんに)声を掛けてもらえなかったら気づいていなかったかもしれない」と振り返った。

 贈呈式で、野口署長は「できそうでできない、勇気ある行動」ときょうだいをたたえた。芽生さんは「びっくりしたけど、助かって良かった」と話し、奨典君は「将来は警察官になりたい」と話した。

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