佐賀空港のターミナルビルに近い第1駐車場。長期間放置された自動車もある=4月、佐賀市川副町

 佐賀県は、佐賀空港(佐賀市川副町)駐車場への自動車の放置を禁止する県佐賀空港条例改正案をまとめた。放置車両の所有者に対する勧告や車両の撤去が可能になり、駐車場整備の円滑化や利用客の利便性向上につなげる狙い。10月1日からの施行を目指し、11日開会の6月定例県議会に提出する。

 条例案では、駐車場に30日を超えて置いているケースなどは放置自動車とみなし、車体に撤去を促す警告書を貼り付けることができると定めた。解錠しての車内調査や車両の移動もできる。所有者が判明した際は移動を求める勧告をし、判明しない場合は引き取り業者に引き渡すとした。

 県空港課によると、佐賀空港には第1から第5駐車場まであり、約1600台分が無料で利用できる。県の調査で長期間放置された自動車を約20台把握し、車検が切れていたりナンバープレートが外れていたりしたほか、タイヤがパンクしているものもあった。

 県は20年度中に第4駐車場を590台分増やし、21年度に第1駐車場の3分の1に当たる約200台分を有料エリアとするなど再編計画を進めており、放置車両が支障となっていた。同課は「放置車両は空港のイメージにも関わる。利用者にとってより使いやすい駐車場にしていきたい」としている。

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